
オートミールとコーンフレークって何が違うんや…?
こんにちは!
現役パーソナルトレーナーのやなぎです。
最近、こんな質問をいただきました。
「オートミールとコーンフレークって何が違うんですか?」
確かに、ぱっと見は結構似ていますよね。
どちらも牛乳をかけて食べる、穀物っぽいモノというイメージだと思います。
しかし、実際にはオートミールとコーンフレークは全くの別物です。
今回は、それぞれどのような食べ物なのか、そしてどんな違いがあるのかを解説していきます。
どちらを選ぶか迷っている方は、ぜひ参考にしていただければ嬉しいです。

オートミールとコーンフレークってどんな違いがあるの?

早速ですが、本題に入りましょう。
オートミールとコーンフレークには、一体どんな違いがあるのか。
まずはそれぞれの特徴を紹介しますので、成分内容も含めてチェックしてみてください。
オートミールとは
オートミールというのは、オート麦(燕麦)を脱穀して調理しやすいように加工したものです。
栄養素が豊富なため、健康志向の方にかなりの人気を誇ります。

トレーニーにも大人気だよね!
ダイエットにもバルクアップにも活用できるので、多くのトレーニーに愛用されています。
食物繊維が豊富なこともあり、他の主食(米やパン)と比べて食後血糖値の上昇が非常に緩やか。
よって血管への負担が少なく、かつ体脂肪増加のリスクも低いのが魅力的ですね。
様々な製品が販売されていますが、おおよその成分内容は以下の通りです。
【オートミールの成分内容】
熱量 | 148kcal |
たんぱく質 | 6.1g |
脂質 | 3.4g |
炭水化物 | 25.2g |
-糖質 | 21.2g |
-食物繊維 | 4.0g |
食塩相当量 | 0.004g |
鉄 | 1.8mg |
マグネシウム | 41.6mg |
亜鉛 | 1.0mg |
楽天市場「クエーカー オールドファッション オートミール」から引用しました。
世界で一番売れているスタンダードな商品なので、オートミールはこのぐらいの成分という認識でOKです。
見ての通り、穀物にしてはタンパク質がかなり多いのが分かります。
食物繊維も多く、1食(40g)だけで1日の目標量の1/4を摂取可能です。
オートミールは基本的にお粥スタイルで食べるもので、水や乳製品と混ぜて食べる方が多いと思います。
調理バリエーションが非常に多く、自分に合った食べ方を模索するのも楽しさの1つでしょう。
コーンフレークとは
コーンフレークは、トウモロコシを主成分としたシリアル食品です。
牛乳などを掛けるだけですぐに食べられるため、忙しい朝には非常に便利ですよね。

時間がない時は本当に便利!
どうしても食事を準備する時間がない場合、こういったシリアル食品の存在はめちゃくちゃ助かります。
コーンフレークも様々な製品が存在しますが、おおよその成分は以下の通りです。
【コーンフレークの成分内容】
熱量 | 149kcal |
たんぱく質 | 2.2-3.9g |
脂質 | 0.1g |
炭水化物 | 34.4g |
ナトリウム | 407mg |
カルシウム | 0.5-2.5mg |
鉄 | 1.9mg |
ビタミンA | 79-328μg |
ビタミンB1 | 0.25mg |
ビタミンB2 | 0.28mg |
ナイアシン | 2.8mg |
ビタミンC | 20mg |
ビタミンD | 0.59-2.55μg |
楽天市場「ケロッグ コーンフレーク」から引用しました。
製品によって特徴が異なるので、自分で購入する際はぜひ裏面をチェックしてみましょう。
上記の表を見ていただけると、ビタミンが6種類も添加されているのが分かります。
このように、コーンフレークを始めとしたシリアル食品には栄養成分が追加されている事が多いです。
忙しい朝を想定しているので、これを食べるだけでしっかり栄養を摂れるように配慮されていますね。
基本的にはしっかり味付けもされているため、牛乳をかけるだけで美味しくいただけますよ。
オートミールとコーンフレークの違いは?
オートミールとコーンフレークについて、簡単に解説してみました。
ここで、それぞれにどのような違いがあるのか確認してみましょう。

オートミールは食材!
コーンフレークは加工食品!
細かい違いはたくさんありますが、最も大きな違いはコレ。
基本的にオートミールは素材そのままなのに対し、コーンフレークはがっつり手が加えられています。
コーンフレークはそのまま簡単に食べられるように、砂糖や人工甘味料、添加物などが原材料として含まれている訳です。
プレーンタイプというものも売られていますが、それですら砂糖を含有している事が殆どなので注意してください。
オートミールは準備するのに少しだけ手間が掛かりますが、余計なものが入っていないという強みがありますね。
この違いをどのように捉えるかは人それぞれだと思いますが、より健康を意識するならオートミールが断然オススメ。
調理バリエーションも豊富なので、少し工夫すれば美味しくいただく事も可能です。
コーンフレークは非常に便利ではありますが、頻繁に食べるのは避けた方が良いでしょう。
人工甘味料や添加物などは、WHO(世界保健機関)からも摂取を控えるように警告されているのが実情。
どうしても時間がない時に活用するならアリですが、毎日の朝食として食べるのは将来的な健康リスクが心配です。
あくまで個人的な意見ではありますが、どちらを食べればいいかと聞かれたら「オートミール」と答えます。
どちらを買おうか悩んでいる方は、ひとまずオートミールを選択していただくのがオススメです。
まとめ:健康を意識するならオートミールがオススメ!

オートミールとコーンフレークの違いについて、それぞれの特徴と併せて解説しました。
どちらも素晴らしい食品ではありますが、健康を意識するならオートミールに軍配が上がるでしょう。
オートミールは基本的に素材そのままで売られているので、栄養管理もしやすいですからね。
多くのボディビルダーがオートミールを活用しているのも、そういった理由も大きいと思われます。
一方のコーンフレークは非常に便利ですが、やはり様々な添加物が気になるところ。
多少摂ったところで大きな問題は無いはずですが、頻繁に食べ過ぎるのは避けた方が良いでしょう。
オートミールの方がお値段もお手頃なので、特に理由がなければ基本はオートミールがおすすめ。
本当に忙しくて時間がない場合などに、緊急でコーンフレークを活用するぐらいが丁度よいと思います。
ちなみにオートミールも、オーバーナイトオーツとして準備すれば朝の時短ができるのでオススメですよ。
