サイズオンとEAAって混ぜてもいいんだろうか…
こんにちは!
現役パーソナルトレーナーのやなぎです。
今回は「サイズオン」と「EAA」の組み合わせについて見ていきます。
どちらも筋トレ中に飲むサプリメントとして大人気ですが、どうやって飲むのか悩む方も多いようです。
混ぜて飲んでも問題はないのか、混ぜることによって筋肥大効果は向上するのか。
特にトレーニング初心者の方は、たいへん気になるところでしょう。
という訳で、「サイズオンとEAAを混ぜて飲む意味はあるのか」について解説していきます。
トレーニング中のイントラについて悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
サイズオン(SIZEON)とは
サイズオン(SIZEON)とは、ギャスパリ(Gaspari Nutrition)が販売しているロングセラー商品。
トレーニング中に飲むイントラワークアウトドリンクとして、日本でも大人気のサプリメントです。
ギャスパリといえば、日本が誇るプロボディビルダー山岸秀匡さんをサポートしていることでも有名ですよね。
サイズオンにはその名の通り、身体のサイズを大きくするための成分がギュギュっと詰め込まれています。
「トレーニング中はこれさえ飲んでおけばOK!」というレベルで完成されたイントラです。
サイズオンとEAAを混ぜるのはアリ?おすすめの飲み方を解説
という訳で、サイズオンとEAAを混ぜるのはアリなのかについて見ていきましょう。
EAA(必須アミノ酸)はトレーニング中に飲む方も多く、筋肥大効果が認められているサプリメントです。
「サイズオンと組み合わせれば最強なのでは!?」と思ってしまいますが、実際のところどうなんでしょうか。
混ぜることによる恩恵は小さい
結論として、サイズオンにEAAを追加するメリットは薄いと思われます。
全く意味がないとは言いませんが、費用対効果は低いと言えるでしょう。
というのも、サイズオンには加水分解プロテインが配合されているためです。
加水分解プロテインは吸収効率の良い高品質なプロテインだよ!
加水分解プロテインにも当然BCAAやEAAといったアミノ酸は含まれているので、敢えて外からEAAを追加する意味はあまりありません。
EAAの強みはその吸収の早さですから、加水分解プロテインの強みと被っているのも理由の1つです。
高いお金を払ってEAAを追加しても、それに見合った効果は得られないと思われます。
サイズオンは単体で完結しているのが強み
サイズオンは、オールインワン系のイントラワークアウトサプリメントです。
つまり、これ1つ買っておけば大丈夫というのが最大の強み。
要はラクチンなんだよね!
そこにEAAを追加するというのは、その強みを生かし切れていないと考えることも出来ます。
やろうと思えば単体のサプリメントを個別で買って、サイズオンを再現することも可能です。
掛かる費用で考えれば、サイズオンを買うよりも節約できるでしょう。
でも、面倒くさいので誰もそんなことはしない訳です。
せっかく計算された量で配合されているので、ギャスパリを信じてサイズオンだけ摂るのが、総合的に考えて一番おすすめの飲み方だと言えます。
タンパク質の摂取量が不足している人はEAAを追加するメリットあり
基本的にサイズオンとEAAを混ぜるメリットは薄いですが、EAAを追加した方がいい場合もあります。
タンパク質が十分に取れていない人はEAAを追加しよう!
1日の目標タンパク質量に届いていない時は、EAAで補ってあげると効果的です。
必要量は個人によって異なりますが、トレーニング中であれば5-10gほど摂れば十分でしょう。
サイズオン自体にも1食あたり7gのタンパク質が配合されているので、EAAはもう少し少なくても良いかもしれません。
もちろん、食事で十分なタンパク質を摂れていれば不要ですし、本来はその状態が理想的です。
あくまで不足している時の補助として、上手に使っていけると良いですね。
【1日あたりのタンパク質必要量】
増量期:体重1kgあたり1.6-2.2g
減量期:体重1kgあたり2.0-3.0g
必要なタンパク質摂取量については諸説ありますが、だいたいの目安を記載しておいたので参考にしてください。
減量期の方が筋分解のリスクが高いため、目標摂取量が多くなっていますね。
この数字から逆算して、不足している時だけEAAを活用するようにしましょう。
EAAは基本的に高価なので、出来るだけ高コスパなものを選んだ方がいいと思います。
国産だとREYSのEAAが手に取り易く、味も美味しいのでオススメです。
まとめ:サイズオンは単体で十分!タンパク質が不足している人はEAAを追加しよう
基本的に、サイズオンはそれ単体だけ摂っておけばOK。
色々と足したくなる気持ちは分かりますが、栄養というのは摂れば摂るほど良いというものでもありません。
ギャスパリが最高の比率で配合してくれているので、それを信じて貰えれば何の問題もない訳です。
ただし例外として、1日のタンパク質摂取が不足している場合はEAAを追加するのもアリ。
不足を補うことにより、筋分解抑制や筋肥大効果を期待できるでしょう。
毎回サイズオンとEAAを混ぜていると、結構な出費になるので継続しにくいですよね。
必要な時だけ追加するスタイルで、お財布にも優しくいきたいところです。