デッドリフトは背中トレに必要ないって本当なの…?
こんにちは!
現役パーソナルトレーナーのやなぎです。
皆さんは「デッドリフト」を取り入れてますか?
背中トレの1つであるデッドリフトですが、本当にやる必要があるのか議論されることがしばしばあります。
「絶対必要だ!」という人もいれば、「全く必要ない!」と反論する人も多いです。
もし必要ないなら、現時点で取り入れている人は時間の無駄ということになります。
逆に必要なのであれば、取り組んでいない人は非常に勿体無いですよね。
という訳で今回は、ずばりデッドリフトは必要か否かについて解説したいと思います。
筋トレBIG3に数えられるメジャー種目ですから、その必要性についてはしっかり押さえておきたいところです。
\筋肥大のスイッチを入れろ!/
デッドリフトは必要ないって本当?
早速ですが、本題に入っていきましょう。
トレーニーにとって「デッドリフトは本当に必要ないのか」という問題です。
トレーナーとしての知見と、自分の経験も交えてお話させてもらいますね。
出来るならやった方がいい
個人的な見解として、特にやらない理由がないのであれば「デッドリフトは取り入れるべき」だと考えています。
というのも、デッドリフトをやり込むことで他のトレーニング種目にも良い影響があるためです。
例えば、デッドリフトでは「ヒップヒンジ」という股関節を折りたたむような動きが必要になります。
他にも肩を落として胸を張り、腹圧をしっかり高めるといった技術も大切です。
デッドリフトはかなりの高重量を扱える種目なので、これらの技術を疎かにしていると怪我に繋がってしまいます。
逆に言えばデッドリフトを練習していく過程で、これらの技術は嫌でも高いレベルで習得できるということです。
習得しないと重量も伸びないし、身体への負担も大きいよ!
デッドリフトを取り入れることで、基本的な体の使い方が自然と身につくということです。
そして理解しておきたいのが、それらの技術は他のトレーニング種目においても重要だということ。
しっかり習得しておくことで、他の部位を鍛えるのも上手になる訳です。
全身の筋肉に良い影響があるため、基本的にデッドリフトはメニューに入れることをオススメします。
全員に必要なものではない
出来ればやって欲しいところですが、必ずしも必要なものではありません。
これは全ての筋トレ種目に言えることですが、絶対に必要な種目なんてのは存在しないんです。
それぞれの状況に合わせて、その時にできるベストを選択していけばOK。
無理して身体を壊したら本末転倒だからね!
既に腰を痛めている方や、太ももを痛めているという方もデッドリフトは難しいはず。
他にも様々な理由で、デッドリフトが出来ないということはあると思います。
あくまで「出来ればやった方がいい」という話なので、無理をしてまで取り入れる必要はありません。
必要ないと言われる理由
最後に、なぜデッドリフトが必要ないと言われてしまうのかを考えてみましょう。
個人的には、以下2つの理由があると思っています。
- 怪我のリスクがある
- ルーティンに組み込みにくい
1つ目はやはりフォーム習得の難しさと、かなりの高重量を扱うのが理由だと思います。
そして2つ目が意外と曲者で、僕自身も悩まされる部分です。
上級者でも悩む人は多いみたいだよ!
というのも、デッドリフトを行うと全身にかなりのダメージを負います。
筋肉だけではなく、関節にも少なからず負担が掛かっているはず。
特に背中やハムストリングス、お尻は物凄い刺激を受けてしまいます。
これを例えば背中の日に入れたとして、次の日がどこの部位だとしても100%のパフォーマンスを発揮するのは難しいでしょう。
これが理由で「デッドリフトは2週間に1回しかやらない」というトレーニーもいるくらいです。
デッドリフトは非常に素晴らしい種目ですが、こういったデメリットは理解しておいてくださいね。
まとめ:理由がないならデッドリフトは取り入れよう!
デッドリフトはなかなかに難易度が高い種目なので、無理をしてまで行う必要はありません。
しかし非常に効果的な種目ですから、特にやらない理由がないなら取り入れることをオススメします。
特に筋トレ初心者は体の使い方がまだ未熟なので、デッドリフトをやり込むメリットは物凄く大きいです。
これを初心者のうちにやり込んだかどうかで、その後のトレーニングレベルに差が出ることは間違いありません。
最初はそこまで重量を追わなくて良いので、恐れずにデッドリフトにチャレンジしていきましょう。
ちなみにデッドリフトの平均重量については、デッドリフトの平均重量を紹介!【何キロからすごいの?100キロで十分?】で解説しているのでぜひチェックしてみてください。